Cocos2d-xを使ってゲームをつくりたい。

この記事はSLP-KBIT Advent Calendar 2016の4日目の記事になります。

 

突発的な思いつきだけで書いた記事です。

乱雑な文についてはあまり突っ込まないようにお願いします。

初めに

"Cocos2d-x"というフレームワークを使ってゲームを制作してみようと言う話です。
情報環境実験でJavaでのゲーム製作をしましたが、
個人的にJavaでのコーディングが好きになれなかったので、
別の方法を探していたときに見つけたフレームワークになります。
実際に作ろうとしていたゲームがよくわからないバグで動かなくなっているので、
そのことについてはまたえ別の機会に書きたいと思います。
なので、今回は紹介のみになります。すんません。

Cocos2dについて

名前に2dとあるように2D、つまり平面のゲームを作るためのフレームワークです。
平たく言えば、"Unity"の2Dゲーム版みたいなものです。
開発はオープンソースで行われています。
このフレームワーク自体はpythonで動いているのですが、
その他の言語に対応した派生フレームワークが多数存在します。
今回は、その中でもC++に対応した"Cocos2d-x"を用いて
ゲームを作ってみようと言う話です。
Cocos2d-xは、企業での利用もされていて、
最近だと、このようなゲームに使われています。
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では、今回は、Hello Worldの表示までについて書きます。
Hello World出すだけなら何も書かなくていいけど

Cocos2d-xのインストール

Cocos2d-xのインストールはとても簡単です。
公式サイトからダウンロードしてきたzipファイルを
展開して好みのフォルダに入れるだけです。
ここで気をつけなければならない点は、日本語対応していないので、
フォルダのパスに全角文字が入っていない様にする必要があることです。
大体はCドライブの直下においている人が多いのではないかと思いますね。
自分もそうです。
展開が終わったら、"setup.py"を実行してセットアップをします。
セットアップの途中でAndroidでのビルドに必要な情報の入力を求められます。
特に入力もする必要がなければそのままEnterキーでスキップしてください。
Androidでビルドすることがなければ何も入力しなくていいです。

環境変数の設定

プロジェクトを作るためにcocosコマンドを使う必要があります。このコマンドの実行ファイルはさっき展開したフォルダの中にあるので、
コマンドプロンプト上で使用するために環境変数を設定しましょう。
(自分の使っている環境はWindowsなので、そちらの説明をします。)

設定から環境変数の設定画面を開きます。
自分は、いつも"Win+i"で設定を開いて環境変数と検索して開いています。
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毎回毎回検索するのは不便だなとは思います。
というのも、Windows10にアップデートしてから
環境変数の設定にどの様に辿ったら行けるかわからなくなりました。
勝手に調べろよって話ですね、すみません。

環境変数の設定画面で、ユーザー環境変数の項目の中から、
"path"を選択して編集をしましょう。

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編集画面が出たら、その中から新規を選択し、先程Cocos2d-xを展開したフォルダのパスを入力します。

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環境変数の設定が出来たらあとはプロジェクトを作成して、起動するだけです。
わざわざ環境変数の設定方法を説明する必要はなかったんじゃないかと思われそうですね。
ただ単にWindows10になってから環境変数を設定する画面が見やすくなっていることを知ってもらいたかったってだけです。
今までの設定画面では、間違って他のパスを消してしまっていろいろと動かなくなった人はいるはずです。 いや、いてください。

いますよね....?
自分だけですか、アッハイ。

プロジェクトの作成

環境変数の登録もできて、コマンドが使えるようになったので、
プロジェクトの作成をしましょう。
コマンドプロンプト上でプロジェクトを作成するフォルダへ移動し、
"cocos new"コマンドを叩きます。
例としてはこんな感じです。

cocos new AAAA -p BBBB -l cpp -d ./

cocos newで、新しいプロジェクトを作ります。 
AAAA にはプロジェクトの名前が入ります。-p で、パッケージの指定をします。
-l は、どの言語を使用するかです。
-d は、プロジェクトのルートディレクトリの位置の指定です。
新しいプロジェクトを作るときには、
大まかに以上のことを指定しておけば問題ないと思います。
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コマンドを叩くと、プロジェクトの作成が始まります。少し時間がかかります。
 
プロジェクトの作成が出来たら、
各種環境に合わせたフォルダが複数出来上がっているので、
自分の使用している環境に合わせたフォルダの中にある
プロジェクトファイルを開きましょう。

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自分の場合、Visual Studioを使っているので、
"proj.win32"の中にあるプロジェクトファイルを開きます。

 

開いたら、ファイルの中身は何も変えずにビルドしてみましょう。

このような画面が出てくると思います。これがCocos2d-xの”Hello World”です。

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ゲームを作るには、これを基準にして、これにいろんなオブジェクトを追加したり、

イベントを追加したりしていけば作ることが出来ます。

 

 

最後に

アドベントカレンダーの記事を書こうとしていたには、していたのだけど、
空きがあるのが4日しかないということを知ったのが2日というのがきつかった。
丁度やっていることを軽く説明できる程度にはわかっていたので、
導入部分だけの説明にはなったけどまとめ(?)てみました。
ここに書いてある内容に関しては、他のブログでまとめている方が多くいる上に
自分より何倍もまとまっているので、
そちらのほうが絶対に参考になるだろうなって考えしかしていません。
とりあえず、誰かが見ているかどうかはわからないけど、
ここで興味持ってもらって今後の活動で使ってみようって人がいればいいなって
ぐらいの気持ちで書きました。
何故かファイルのインクルードが上手くいかないバグが起こって
プロジェクトを最初からやり直す羽目になってはいますが、
なんとか形になればその時はまたどこかのタイミングで発表できたらなって思います。
それでは。。。
 
あ、だれかポケモンの相手してください。